銀魂

□第一印象はかなり記憶に残る
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Side:沖田総悟





「アンタ確か、オタクの」
『アレは嘘だって見抜いてンだろォ? 沖田総悟』
「何でフルネーム呼びなんでさァ」
『あー…、沖田?でイイのかァ?』

少し言いずらそうに俺の名を呼ぶ男
何で名前を知ってるのかは、まぁ(悪い意味で)有名だし俺
…そういや、怜の名前は聞いたが、コイツの名前は聞いてない

「名前、教えなせぇ」
『罪ノ預言書。エルでイイ』

警戒心が強そうだから、アッサリ名乗ったことに驚いた
というか、この名前
あの時の男とコイツはやっぱり__
そう考えていると、エルは俺が突きつけていた剣を軽く避けて立ち上がった
身長は俺より少し高いくらいだ

『そォだ、コレ』
「?何でさァ、これ」

見ると、数週間前に終わった、隊士募集の紙
自ら危険な仕事に赴く輩はやはりおらず、結局隊士が増えることはなかった

『金がねェから、稼ぎにきた』
「…隊士になりたいんですかィ?」
『金が貰えるンなら何でも良いが、ま、そォいうことになるな』

長い髪をなんとはなしにいじりながらそう言うエル
…面白そうな展開になってきた





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