いただきものor捧げもの

□タイトルううううう
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「だから、違うっつってンだろォが! 俺はッ、」

「言い訳は聞かんと言っただろう。
 つくならもっとマシな嘘をつきたまえよ、淫乱クン」

「ッ、テメェ…!!」

 怒りにまかせて目の前にいる男の胸倉を掴む青年。

 男は切れ長の秘色色をした目を細めて、ただ嫌悪感を見せた。

 その表情に一瞬怯んだ青年は、しかし怒りのまま男を睨みつける。

 数秒の沈黙と、睨み合い。

「ちッ…」

 先に目をそらしたのは白銀の青年だった。

 男から手をはなし、顔を見ることなく横を通り過ぎ去る。

 横目で後ろ姿を捉えた男は、乱れた胸元をととのえ、
 誰もいなくなったベッドに腰掛けた。

「……−−」

 小さく何事かを呟いた男の拳は、かたく握られていた。





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