ハイキュー
□第４セット
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『…遅いなぁ』
麗奈は本日２回目のため息をついた
「麗奈ー」
『あ、研磨、クロ』
「待ったか？」
『………ちょっと』
麗奈は苦笑いする
「麗奈ごめん…」
『研磨迷子になったでしょう？』
「………うん」
あはは、と笑う麗奈
「さ、行くか」
『あー、クロ待って』
「ん？」
『研磨、迷子になる』
そう麗奈が言うと、そうだった、とクロが呟いた
『研磨、手だして』
「こう？」
頭に疑問符をうかべながら手を差し出す
『よし』
「！」
差し出された研磨の手に、自分の手を重ねる麗奈
『クロも手』
「俺は猫か」
そう言いつつ手を差し出すクロ
『手繋ぐの久々だね』
「そうだな」
「うん」
実は３人は幼なじみだったりする
「(あー…心臓もつかな、俺)」
「(ドキドキ、する)」
そしてクロと研磨は恋敵でもあったりする
『さー、行こう！』
「あぁ」
「うん」
３人は東京の街へ繰り出した