ウルトラマン小説2
□メイド服が似合う君
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アグル「はぁ…研修、終わった…。」
長い研修。
疲れた研修。
なによりガイアとの時間を奪いやがった研修。
てなわけで絶賛アグルは不機嫌中。
しかしガイアと待ち合わせの談話室のドアを開けて見た光景は、そんな不機嫌を吹っ飛ばすものだった。
アグル「ガ、ガ…ガイア?」
なんとそこにいたのは黒いひらひらのリボンがいっぱいついたメイド姿のガイア。
顔を赤くしてツンとそっぽを向いている。
アグル(かっ、可愛い///)
部屋を見回してみればガイアの他にも、腐男子のグローザムとべリアル。
ニヤリ、してやったり顔のコスモス。
のんびり紅茶を飲んでいるティガにお菓子をつまんでいるダイナがいた。
アグル「ど、どうしたんだ?その格好…///」
コスモス「僕がやりましたー♪僕がこれを着て、ジャスティスに見せようって思って用意したんだけど、僕にはサイズ合わなくて。そしたらガイアがちょうどだったんだよね♪」
ガイア「こんなの似合わないよね!!そうだよね!!じゃあ脱ぐから!!///」
本気でメイド服を脱ごうとするガイアをアグルは抱きしめた。
アグル「…すっげぇ可愛い///」
ガイア「―ッ、可愛くないよ!///」
アグル「可愛い。」
ガイア「あぁっ、もう!!///」
顔をもう真っ赤にしてガイアはアグルを押し退けた。
アグルはクスッと笑ってガイアの手を優しく包み込む。
べリアル「うおっ!!いい!!純粋カップル!!」
グローザム「いけ!!その場に押し倒せ!!」
べリアル「アホか!!却下!!」
グローザム「黙ってろベリG。」
べリアル「俺はみんなに嫌われる黒い虫じゃねぇぇぇぇぇっ!!」
このうるさい腐男子たちはアグルによって廊下に叩き出された。
お茶を優雅に飲んでいたティガが立ち上がる。
そしてダイナのお菓子を持っていない方の手を握って、ドアのほうに歩いていった。
ティガ「僕たちもお邪魔みたいだから部屋に行こうか、ダイナ。」
ダイナ「俺はまだお菓子食べてたいなー。だってここのお菓子、エースさんが作ってくれたやつだもん。」
ティガ「たまには僕が作ったものも食べない?」
ダイナ「おう!!」
コスモス「え〜行っちゃうの?僕も帰ろっと。これ以上リア充見てたらイラついちゃうよ。」
そんなわけで、談話室にはアグルとガイアのみ。
さっきまで恥ずかしそうにしていたガイアが、フワッとスカートをなびかせて、ぷいっとそっぽを向きながらアグルに渡したのは可愛いピンク色の箱。
赤色のリボンも巻いてある。
アグル「…これは?」
ガイア「何、言わせる気なの!?///」
アグル「いや…マジでわからない。別に俺の誕生日じゃねぇし…。」
ガイア「アグルの馬鹿っ!!バレンタインのチョコだよ!!///」
アグル「えっ!?嬉しい…///しかも、手作り?」
ガイア「///」←うなずく
アグルは感極まってガイアを抱きしめて口付けを落とした。
ガイア「ん!!んんぅ!!///」
そして優しくガイアを抱きしめたのであった。
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グローザム「押し倒しゃ良かったのにぃ。」←膨れっ面
べリアル「甘々最高!!♪」
聞き耳をたててた二人でした♪
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あとがき
遅くなってすいません←あわあわ
まさかホワイトデーの前日に書き終わるとは…。
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