古いモノをお望み?
□貴方となら、何処までも堕ちて行けるわ。
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…許されない恋。
「ねえ、スマ…」
もう終わりにしましょう?
最後の言葉を口にする前に、貴方は私の唇を塞ぐ。
そして囁くの。
「愛してるよ」
って……。
それは、一番嬉しくて…それでいて残酷なコトバ。
…私を束縛する、酷く甘くて苦しい囁き。
ああ。逃れられない。
貴方のコトバに囚われる。
抗えなくなる。
離れなくてはいけないのに、何も考えられなくなる……。
その闇に、魅せられて行く……。
「…放さないよ」
揺れる深紅の瞳。
頬に触れる冷たい手。
…私の名前を口にする、薄い唇。
悲しいほどに愛しい……。
貴方となら、何処までも堕ちて行けるわ。
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