Lyric

□英国の蝶
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可憐に そして優雅に舞うの
誰にも邪魔はさせない
貴方にだって止められはしないわ

許されることすら赦されぬ罪を
生まれながらに背負っていた
それでも貴方は私を呼ぶの?

浮気なの 冷酷なの
そう罵ってくれたら楽なのに
嗚呼 あの烏揚羽のように
闇の底迄飛んでゆきたい
貴方を置いて・・・


静かに だけど激しく泣くの
変えられぬ運命-さだめ-を嘆き
本当のことは貴方にも言わない

蜜を吸い過ぎぬように
貴方を枯らさぬように
何も言わず離れさせて
それでも貴方は私を呼ぶの?

本当は 本当は
そう打ち明けられたら楽なのに
嗚呼 あの烏揚羽には
大切な花が無かったのだろうか
私と違って・・・


浮気なんかじゃない優雅なんかじゃない
留まれないだけど離れたくない
烏揚羽は死神の遣い
手を伸ばせば届くかしら・・・

今日が最後でいい
そう笑える私は幸せ者
貴方の傍で永久-とわ-の眠りに
愚かだと怒るかしら
愛しいひとよ・・・


自分が選んだ花の許で眠れる幸せ
もう戻れない私を許してください
私の大切な花よ・・・


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