捧げ物

□世界は君を中心に
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どんな世界にも、
その中心は存在する。


*世界は君を中心に*


「亘」
「…なに?」

今日は珍しく美鶴が亘の教室にいる。

休み時間の教室。クラスメートも沢山いる。そんな中で美鶴は亘に質問をした。

「俺の事好き?」
「……は?」

二人の周りにも当然、人はいる。
小村と宮原なんてさっきまで一緒に話していた。

「だから…」
「当たり前じゃん。だってさ…」

だっての後に続く言葉。
美鶴はショックを受ける。

「友達なんだから」

一瞬でも期待した分、後が辛い。

小村と宮原の二人は少し美鶴を不敏に思った。
美鶴の“好き”の意味が特別な意味であろう事を感づいているから。



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