NARUTOの小説

□出会い〜イタチとナルト〜
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………より強くなりなさい
そして
貴方が
………を殺して
さらに
強くなりなさい

それが母親の口癖。

そして


負けたらいらない
って言われ続けた。

そして
俺も負ける日が来るとは思わなかった。

うずまきナルトに出会うまでは…



ある日
俺は暗殺を依頼された。

うずまきナルトだ。
彼は九尾の入れ物。
まだ幼い故に九尾を使いこなせれてない。
里の偉い奴らはうずまきナルトが九尾を使いこなせる前に殺しておきたいのだ。
里の脅威になりかねないから。

さっきまで晴れていたのに急に雨が降り出した。いわゆる狐の嫁入りだ。
嫌な予感がしたがそれを隠して任務へと向かった。

ナルトの家の近くに着くとあること気づいた。
周りには3人の暗部が護衛にいるのだ。
でも特に支障は無かった。
暗部3人程度なら簡単に殺せる。
うずまきナルトを殺すまでに少し手間が増えたが問題はなかった。
特別な術で暗部3人の遺体を処理した後、ナルトの居るらしき部屋に向かった。
さっき殺した暗部の格好をして。

「失礼します…ナルト様火影様が呼んでおります」
「そんな殺気と血の臭いが染みついているやつがなんの用だってばよ?」
一瞬でバレた。
たかが5歳の少年に俺は少し怯えていた。
なぜかわからないが…震えがとまらなかった。

「わかってたんですか…」
そういうと俺はお面を取った。
すると目の前に居たはずのナルトは俺のすぐ後ろに居た。
目を離した覚えはなく、本当に一瞬の出来事だった。
「バレバレだってばよ…で俺を殺しに来たのか?」
クス笑いながらナルトは問う。

殺気で気がおかしくなりそうだった。
5歳の子が出す殺気とは思えないほどた。
「はい、殺しに来ました…では…死んで下さい…」
「へぇ…」
短い返事が返ってきたかと思うと次の瞬間俺は床に倒れていた。
指を動かす事すら叶わなかった。
この目でも見えないかった。
印を組む瞬間さえもとらえれなかった。
俺にとって初めての完全なる敗北。

「どうする気だ…」
と俺が問うとナルトは笑った。
「さぁ…まだ決めて無いってばよ♪」
「子供口調を止めて下さい…鬱陶しいです…雫さん」

俺は半信半疑で名前を呟いた。
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