本2
□シリアス1
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あれから沢山の星を回った。
どいつもこいつも使えない奴らばかりだった。
そういえばお腹空いたなー。
「こともお腹空いただろ?」
〔うん。〕
「どっか降りよっか。」
ほら、会話だってできる。
ただ、病気を治してほしいだけなのに。
どいつもこいつも、治せないって言うんだ。
酷いよね。
「お腹空いたな。」
あぁ、どこか適当な星に行かないと。
春雨を出てから、ことはどんどん細くなってる。
どこかないかなー。
〔神威、あそこ綺麗な星があるよ。〕
「本当だ。」
〔行ってみたいなぁ。〕
「あはは。じゃぁあそこにしようか。」
蒼い星だな。
綺麗な星だなぁ。