大好き!!
□便りがないのは元気の証
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「何よ、こんな時に。」
兄は玄関へと行き、取り残された人たちは沖田を見つめた。
「…何よこの荷物。」
兄は重そうな箱を持ってきて沖田の隣に座った。
知らない住所。知らない名前。
まぁいいかと箱を開ける。
それを俯きながら沖田は見ていた。
「何これ。」
中にはたくさんの野菜が入っていた。
全部取り出し、底に手紙らしき封筒を見つけた。
「…え。」
その手紙には、お兄様へと書かれた見慣れた文字。
急いで封を破り手紙を見た。
急いで封を開けたので中から写真が落ち
沖田の前で止まった。
「…!」
沖田は写真を手に取り、目を見開いた。
「っあの子生きてる!!」
兄は大泣きし手紙を読んだ。
沖田も写真を握りしめ、静かに涙を流した。