大好き!!

□三か月。
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『しもやけ出来ちゃった!!』
「これだから都会の子は。ほら、手を出しなさい。」
『万能薬のおろないんだ!!!!!』

ばぁちゃんに薬を塗ってもらっているとき
ふと思い出したので聞いてみる。

『あそこの家って誰か住んでるの?』
「あぁ、あそこか。昔貸してた家だよ。今はもう誰も住んではないが時々来るからそのままなんだよ。」
『へーぇ。』
「ばぁさん、そろそろあそこも掃除せないかんの。」
「そうだねぇ。農作業も一通り落ち着いたからのぅ。」
「腰がね。」
「そうだねぇ。」
『私がするよ!!』

農作業がサボれるんならなんだってするさ!!
箒とちりとり、ごみ袋を持って家を出た。

「今日は掃除だけでいいからねぇ。」
『うん!!』

家を掃除するのは嫌いじゃないのでルンルン気分で家へと向かった。
鍵を預かっていたので鍵を差す。
錆びて回らないのでどうしようかと考え、
とりあえず開けてみるかと横にひっぱったら開いた。

『鍵あいてんじゃん。』
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