大好き!!

□にどとはもどれない…
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兄の友人はすこぶる元気がよかった。
なんで入院してるのってくらい元気がよかった。
帰り、隣の病室から声が聞こえた。

「どうすっぺ。」
「どうするも何も、いないんじゃしょうがなかろう。」
「畑どうなるんじゃ。」
「どうもこうも人手が足りんのじゃ。もう辞めるしかなかろう。」

老夫婦が暗い顔をして病室から出てきた。

「募集した人が骨折したんじゃどうしようもねっぺ。」
「どこか元気な働き手はおらんかのー。」
『あの、それって女でも出来るんですか。』

つい、話しかけてしまった。
こうも困ってる人を見過ごせるわけもなく、
しかもただ今わたくしニート満喫中なのである。

「え…。」
「女でもできるが、ここから遠いぞ。」
『大丈夫だよ!ニートだから!!』

老夫婦は少し考えた後、夏が来るまで帰れないぞと言った。
問題ないと言うと、本当にいいのかと聞いてきた。

『大丈夫だよ!!いつ出発するの?』
「出来れば今から帰らんと明日の朝に間に合わんのじゃ。」
『じゃぁ準備してくる!!』

ターミナルに待ち合わせをし私は急いで家へ帰った。
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