大好き!!

□しあわせだったとおもーうー
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兄に羽交い絞めにされ、黒服に気付いた兄は挨拶をした。

「こんにちは。」
「あぁ。つか久しぶりだな。」

土方さんは私を見るなり首をかしげた。

「お前、痩せた?」

私は首を横に振り、そんなことはないと言った。

「あら、そう言えばなんか抱き心地が悪いわね。」

総君がいるのにやめて!
総君が自分のせいかもとか思ったら嫌じゃん!!
私のメンタルが弱いだけだよ!!
それに、総君にとっては何気ない一言だったのに
その一言で私がこんなになってるとか重たいに決まってる!!
重たい女は嫌われちゃうんだよ!!
必死になって兄から逃げようとしてたら神楽が飛び出してきた。
そして目の前にいる総君に掴みかかった。

「お前!何普通にみなみの前に現れたアルか!!」
「はぁ?」
「なんでそんなこと言ったアルか!!!」
「?」
「そんなの!振ったも同然ね!!!」
『!!』

さっちゃんんんんんん!!!!!!!
お前万事屋行ったんかいー!!
そんで喋ったんかいぃぃぃぃぃぃ!!!

『神楽!!!!』
「なんでぃ。そんなことですかぃ。」
「そんなこと!?女心傷つけといてそんなこととはどういうことあるか!!!!」
「じゃぁ俺はどうなんですかぃ。」
「何があるか。」


「俺には選ぶ権利はねぇってことですかぃ?女ってのは重てぇなぁ。」


『…。』
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