大好き!!
□なんでもないようなことが
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翌朝。
眠れないのでリビングでテレビを見ていた。
お昼近くになって兄が起きてきたので
一緒に昼食を取った。
でもあまり食べれなかった。
「どうしたの?体調悪いの?」
『そうかも。残しちゃった。ごめんね。』
「いいのよ。今日は仕事休む?」
『ううん。大丈夫。』
「そうね。沖田君養わなきゃいけないものね。あははは!」
兄は盛大に笑うと、あんたって本当健気だわーと言った。
『だって総君好きなんだもん!!』
好き?
好きってなんだろう。
言って泣きそうになったので兄に少し寝ると言い部屋に上がった。
好き?
総君の事本当に好きなのかな。
ただ正義発言の人ってだけじゃないのかな。
そうやって好きじゃない理由をいっぱい探した。
探したけど駄目だった。
『・・どう考えたって好きだよ。大好きだもん。』
執着してるとかじゃない。
ヒヨドリ機能でもないんだよ。
好きなんだよ。