大好き!!

□土方さんとの約束
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帰り。
なんと土方さんが奢ってくれた!!

「わりぃな。話聞かれちまって。」
『いや、勝手に話したの土方さんじゃないですか。』
「一年もなしだな。総悟に聞かれたんじゃもう無理だろ。」

なんで、そう言いかけてやめた。
総君の事だ。
私が近くで働くのなんて絶対嫌だろうな。
なんとしてでも一年働かないように仕向けてきそうだもんね。

『…まぁいっか。それでも私は働くよ!夢があるからね!!!』
「お前がポジティブでよかったよ。」

指輪買わなきゃいけないからね!!
給料三か月分でしょ。
てゆうことは50万くらいでしょ。
よし、次の休みはジュエリーショップにでも行こうかな!!
指輪の下見しに行かなきゃ!!!

『近くで働けなくても近くにいれば問題ないもんね!!』
「…そうだな。」

土方さんは前を歩いている二人を見ながらため息をついた。

「旦那ぁ、ニートってどんな気分なんですかぃ。」
「え、何それ。ニートって何?」
「働ける年齢なのに働かない人の事でさぁ。」
「その目やめて。俺働きたいけど仕事がないだけだから。決してニートじゃないから。」
「一年ねぇ。」
「何々。もう全部聞いてる?あいつすぐ喋るから意味ないよね。」
「…そうだねぃ。馬鹿だねぃ。」
「だよねー!給料三か月分の指輪を沖田君にあげてプロポーズって中々気合入ってるよね。
俺も働く嫁さん欲しいよ。家でゴロゴロしてぇよ。」
「へーぇ。」
「しかも沖田君の田舎で暮らすんですってね。お姉さんの近くがいいだろうからって!愛されてんねぇ。羨ましー。俺も働く嫁さんほしー!!」
「…ふーん。」
「…あれぇぇぇぇぇ。俺まずかったかなこれぇぇぇぇ。」
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