大好き!!

□でにーず2
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そんな生活が一週間を過ぎようとした。
坂田さんにはだいぶ慣れた。
とりあえずおっさんだとゆうことがわかった。
いつものように兄が起きるまで一緒にテレビを見ていた。
すると突然玄関から爆音とともに一人の女の事馬鹿でかい犬が家にはいってきた。
目が点になっていたら坂田さんが「おー。」と手を挙げた。

「銀ちゃんいつの間に女作ったアルか。最近いないと思ったらすぐ真向いの所に別宅があったあるか。」
「女じゃねェよ。依頼で来てんの。」
「依頼?」
「こいつ、声でねぇんだよ。だから声が出るまで俺がこいつのコーチなんだよ。」
「さっき外から見てたけど二人ともただテレビ見てるだけで会話らしいことしてなかったあるよ。これのどこがコーチあるか。」

その一言がたまらなくおかしかった。
声が出そうになった。

「…じゃぁ神楽も今日からコーチな。」
「やったね。おいお前名前はなにあるか。」
「あー…」

坂田さんが言いそうになる前に、私は神楽と呼ばれる子の手を取り、手のひらにみなみと書いた。
神楽はにこっと笑うと、背中をばんばん叩いてきた。

「私神楽ね!よろしくよみなみ!!」
「おいおい、定春どうすんだよ。何連れてきちゃってんの。」
「動物は心を癒す生き物ね。一緒に居ても問題ないアル。な!!」
「アン!!」

ど、動物って、私これ天人かと思ってた。
犬かな。可愛いねって気持ちを込めて手を伸ばしたらぱくっと噛まれた。
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