大好き!!
□メボム扱い
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はい、解散ーって言ってみんな部屋を出て行った。
あぁ、総君待って!!
「なんでぃ。」
『え、別に何もないけどもう行くのかなぁって。』
「…。」
『うっ、あんま見ないでよ。本当浮かれてただけだから。ごめんね。』
「はぁ。さっさと着替えてきなせぇ。」
『ん?』
「しょうがねぇから奢られてやりまさぁ。」
『うん!!』
きょ、今日も総君とお出かけですかー!!!
バタバタと準備を始め総君を待たせないようそれなりに急いだ。
急いだけど待たせたみたいで脛を蹴られた。
『痛い…愛のむち?』
「さぁてどこの病院がいいですかねぃ。」
『冗談はいいよー!あはは!』
家を出たときの兄の目がとても痛かった。
突き刺さったよ。
『今日天気がいいね!!』
「おいおい。めちゃくちゃ曇ってやすぜぃ。」
『総君といたらどんな天気もいい天気だよ!!』
「…そうかぃ。」
総君がふっと笑った。
その顔を見て私はもっと笑った。
今日も幸せだって。