けんもほろろ

□弐 労働
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屯所を出て、コンビニへと向かう。
近くても10分はかかるから足早に向かう。
昨日マヨネーズ買いに行ってちょっとブラブラしてたら
怒られたもんね。
そんなにマヨネーズ好きなんだなぁと笑った。

『マヨボーロください。』

年齢確認をされないのが都合がいい。
私17歳だもんね。
煙草を受け取り、また屯所へと帰る。
土方さんに煙草を渡すと、そのまま遊びに行って来いって言われた。
…遊ぶ相手いないんですけどね!!
お言葉に甘えて遊びに行こう。
その前に。

『近藤さん、今から出かけるんですけど帰り何か必要なものありますか?』

小姓なのだから聞いとかないとね!!

「特にないなぁ。あっそうだ!!ちょっと待っててね!!」

近藤さんは何か思い出したらしく、部屋を出て行った。
待っててと言われたんだから待つしかないよね。

『近藤さんの部屋広いなぁ。』

ゴロンと寝っ転がってみる。
昨日は久々に布団で寝たな。
布団ってあんなにふかふかだったっけ。

「お待たせー!!」
『わっ!すみません、つい!』
「…これが例の女ですかぃ?」

近藤さんの後ろからひょこっと顔を出した。

『沖田さんですか?』
「お!よくわかったなー!!」
「どーも。」
『どうもです!』
「じゃ、これよろしくな!!」
「へい。行きやすぜぃ、さよ」

近藤さんは沖田さんに何か渡し、
沖田さんに行くと言われたので近藤さんに挨拶をし、後ろをついてった。
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