大好き!!
□便りがないのは元気の証
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兄がもうやばい。
「ねぇまだ見つかんないの。」
「…。」
「お兄ちゃんやばいよあれ。」
銀時は指をさす。
それを黙ってみる土方。
「フラフラじゃん…」
「いねぇんだよ。まじで。」
「…道の上にはだろ。」
「あ?」
「…ほら。もう半年じゃん。」
「…。」
もうみんなはなんとなく思っていた。
死んでるんじゃないのかって。
「…あら、みんな揃ってどうしたの。」
兄が万事屋、真選組に気付きふらふらと歩いてきた。
もうかまっ子倶楽部は営業していて、本職のオカマをやっている。
「いやあれだよあれ。今日兄ちゃん家行くから待っててよ。」
「あらやだ。掃除しないと。」
「酒とか持ってくからさ!!なんかこう、ねっ!!」
「ふふ、そうね。みんなで騒ぎましょうか。」
兄は買い物に行かなきゃねと家へと歩いていき
玄関を開けて言った。
「みなみ、買い物に行くわよー。ってやだ。いないの忘れてたわ。」
「…大丈夫かよ。」
「いっつもああなんだよ。なんでもいいから早く見つけようぜ。」
「なんでもってなぁ…」