大好き!!

□便りがないのは元気の証
1ページ/5ページ

兄がもうやばい。

「ねぇまだ見つかんないの。」
「…。」
「お兄ちゃんやばいよあれ。」

銀時は指をさす。
それを黙ってみる土方。

「フラフラじゃん…」
「いねぇんだよ。まじで。」
「…道の上にはだろ。」
「あ?」
「…ほら。もう半年じゃん。」
「…。」

もうみんなはなんとなく思っていた。
死んでるんじゃないのかって。

「…あら、みんな揃ってどうしたの。」

兄が万事屋、真選組に気付きふらふらと歩いてきた。
もうかまっ子倶楽部は営業していて、本職のオカマをやっている。

「いやあれだよあれ。今日兄ちゃん家行くから待っててよ。」
「あらやだ。掃除しないと。」
「酒とか持ってくからさ!!なんかこう、ねっ!!」
「ふふ、そうね。みんなで騒ぎましょうか。」

兄は買い物に行かなきゃねと家へと歩いていき
玄関を開けて言った。

「みなみ、買い物に行くわよー。ってやだ。いないの忘れてたわ。」

「…大丈夫かよ。」
「いっつもああなんだよ。なんでもいいから早く見つけようぜ。」
「なんでもってなぁ…」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ