大好き！！
□捜索願
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歌舞伎町、夕方。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」
向かいの家から悲鳴が聞こえた。
なんだなんだと外へ出るとオカマが一人騒いでいた。
「どうしたの。」
「っ坂田さん！！」
半泣きの兄を見て何やら嫌な予感がした。
兄の元へと行きもう一度聞いた。
「どうしたの。スーツなんか着て。」
「そこかよ！夜出れないから昼の仕事してんだよ！！それより！！！！！！」
一枚の紙を渡してきたので読む。
「何々。拝啓お兄様。駄目な妹でごめんなさい。旅立つ不孝をお許しください。元気になって帰ってくるので、私の事はないものとして生きてください。」
「これあれだわ！！！！探して！！！！！」
「いやいやいや。違うでしょ。大丈夫でしょ。ないでしょ。」
「旅立つって書いてんのよ！！！！！しかも何この文！！！意味わかんない！！！！！」
「そうだね。意味わかんないね。帰ってくんのかかえってこねぇのかよくわかんねぇよ。」
「早く探して！！あの子死んじゃう！！最近から元気だったのよ！！！！」
「…警察は？」
「電話したわよ！！！」
「神楽！定春連れてこい！！！！！」