大好き!!

□なんでもないようなことが
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頭が真っ白から回復。

『おっといけない。魚買いに行かなくちゃ!!』

じゃぁねと足早に総君から離れて行った。
私今どんな顔してるんだろう。
すごい顔してるんだろうね。
魚屋のおじさんもまじまじと私の顔見てるよ。

『ありがとう。』

魚屋のおじさんにお礼を言い、帰り道を急いだ。
早く部屋に戻りたい。
外にいたくない。
その時。
誰かに強く腕を掴まれた。

「おい。」
『土方さん…。』

最悪だ。
今総君と関わってる人に会いたくなかった。
腕を振りほどき、急いでいるんでと言うと
また腕を掴まれた。

「どうした。」
『何がです。』
「ひでぇ顔してんぞ。」
『元々ですよ!!離してください。』
「…泣いてんじゃねェか。どうした。」

泣いてる?
顔に手を当てると目が湿っていた。

「総悟に何か言われたか。」
『っなんでもないです!!急いでるんで失礼します!!』
「おいっ!!」

無理やり土方さんの腕を離し
走って逃げた。
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