けんもほろろ

□壱七 交差
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私はまず万事屋へと来た。

『あ、こんにちわ。さ、ささ坂田君いるかな。』
「なんか告白する女子みたいアル。」
『ちちちちちがっ!』
「銀ちゃんならさっき出て行ったアル。」
『どっち!?』
「あっち。」

神楽ちゃんが指さしたのは私が来た方向だった。
あれ、すれ違ったのかな。
神楽ちゃんにお礼を言い、あっちと言った方へと走って行った。

「ふ、青春アルな。」


神楽ちゃんが何か言ってたけど聞こえなかった。
多分パチンコって言ったのかな。
万事屋から屯所の道のりまでパチンコ屋さんがあるので覗いてみることにした。

『長谷川さん。』
「あー!さよちゃん!!久しぶり!!」
『銀さん見なかったですか?』
「今日は来てないねー。」
『そうですか。じゃぁまた。頑張って出してくださいね。』
「おう!出たら焼肉奢るよー!!」

長谷川さんの台を見るともう1000回転だった。
これは出ないなと思いながら店を後にした。
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