□エリザベス
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私には好きな人がいます。
彼も私が好きらしいのですが、
邪魔をする存在がいるのです。

『エリー、そろそろ私と桂さんの仲を認めてくれよ。』

エリザベス。
彼、いや彼女?いや彼は私が気に食わないみたいなのです。
今も首を横に振り、プレートに駄目と書かれている。

『なんで、何がいけないの。私の何がいけないの。』
[存在]
『酷いや!!』

私が桂さんと付き合えば、エリーは一人になると思っているみたいだ。

『そんなことないよ。めちゃくちゃ可愛がってあげるってば。』
[遠慮します]
『…はぁ。』

今日は帰る。そう言えばエリーは嬉しそうにさよならとプレートに書いた。
一人江戸の町を歩いていると、前から銀さんが歩いてくる。

「よーう、また振られたの?」
『うん。今日で58回目だね。』
「あと43回だなぁ。」
『なんだよ101回目で成功すんのか。成功すんのか?』
「知らね。それよりパフェ食いに行こうぜ。奢れよ。」
『…しょうがないな。』
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