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□지켜줄게 *ジキョジュルッケ*守ってあげるよ@
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「また、かよ…お前…」

一人暮らしである、俺の家に突然、押しかけて来たのは、親友であるウヨンだった。

それも、傷だらけの…ウヨン。



「えへへ、また来ちゃったよ・・・」

そう、ふにゃりとした笑顔を俺に向ける彼。

痛々しく腫れた瞼。
切れて血が出ている唇。
ぐちゃぐちゃの髪。

そんな、ボロボロな姿で…
それでも、笑っているウヨンは、俺の目には切なく映った。

俺の家にあがるなり、ウヨンは、よろよろと、歩いて俺の前まで来ると、へにゃりと力なく、床に崩れるように座った。

「お前、またかよ…」
ため息混じりにいうと、ウヨンは、申し訳なさそうに笑った。



「ごめんねぇ…ジュノ…」

そう、悲しそうに言うウヨン。

「いいよ。もう慣れたし…」

そう、いつからか、家に必ず何枚かは置くようにした、絆創膏を取りに立ち上がる。

「また、アイツ?」

そう、救急箱から絆創膏を取り出しながら聞く。



「ううん…前の人じゃないよ…違う人」

そう力無く言ったウヨン。
その表情はどこか切なげだ。



「また、 ダメな男を捕まえたのか…」

そう、痛々しい、ウヨンの唇あたりに絆創膏を貼る。

「いたぁ…」

そう、顔をしかめるウヨン。

「我慢しろ」

痛い、痛い、と駄々をこねるウヨンの顔に絆創膏を、貼って行く。

この作業も慣れたものだ。
何度、貼らされていることか…



こいつが捕まえてくる男は、何故だか、いつも変な男ばかりだ。

付き合い始めた最初は、決まって今度は、いい人だから。
と笑顔で言うウヨン。

その男が作った、笑顔に騙されているとも知らずに。
決まって、無邪気な笑顔でいうものだから、俺には、どうせ今回も駄目なのだろうと分かっていても否定さえできない。

いつも、ウヨンが、どうか、安全に傷つけられず、幸せに交際を出来る様になって欲しいと思ってはいるものの、
俺自身も、上手くいかないことこらい大体、最初に分かる。
…それでも、その男を一心に信じる彼の姿を応援したくなる。

結局いつも、ボロボロになって帰ってくるんだけど。
今回だってそうだ。

あの時、ウヨンを無理矢理にでも、止めていれば…こんな傷だらけになったウヨンを見ずに済んだかもしれないに…と後悔することが多い。
…それでも、ウヨンが笑顔を絶やすことはなかった。


いつも彼は笑顔だ。

それが、本心なのかは分からないが、とにかく、彼はいつでも笑顔を絶やすことはなかった。

信じていた人から、暴力を受けることは、つらいことだろうし、心や体に受けた傷は深いものなはずなのに。

本当は俺が守ってやりたい。
守れる事なら。

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