□PM☆BOOK□

□LOVE AGAIN
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「ジュノが事故に合った…」

そう、
電話で聞きつけ、
僕は無我夢中で走った。



仕事終わりだったから、
疲労もあって、めまいがして、倒れそうだった。

だけど、
そんな事もはや、どうでも良かった。



「ジュノっ…」

僕がそばにいたら、
こんな事には…っ…



罪悪感を感じながら、
あるだけの力を振り絞り走り続ける。

わけも分からず走り、
病室の前についた。



「はぁっ…はぁっ…」

いくら、ほぼ毎日トレーニングをしているとは、いえこれだけの距離を走ったのだから、息が切れてしまう。



勢いよく、
病室のドアを開けた。



「ジュノっ………!」

病室に入ると、
すぐに愛しい恋人が見えた。



ジュノは、
元気そうにメンバーと話をしていた。


…良かった…

そう胸を撫で下ろし、
よろつく足で、ジュノの方へ、
一歩一歩近づいていく。



メンバーが、
僕に気付き振り返る。



頭に包帯を巻いたジュノも、
僕を見る。



その瞬間、
涙が溢れ出す。

「ジュノっ…!」

良かった。元気そうで。
もしかしたら、ジュノの元気な姿なんてもう見れないかと本気で心配したのだから。


「ジュノっ!!」



ジュノに駆け寄り、
ジュノを強く強く抱き締める。



「痛いです………」

「…っジュノ?」

「どうしましたか?痛いですよ…」



ジュノは、
そう首を傾げた。




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