□PM☆BOOK□

□気持ちがたいせつ
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今日、
6月24日は、
俺の大好きな恋人の生まれた日だ。



それだけで、
胸がドキドキして、不思議な気持ちになる。

…片手には、時間をかけて選んだ、プレゼント。



「喜んでくれるかな………?」

口元に、プレゼントを当てて、
俺は、微笑んだ。



気に入ってくれると、いいな…



俺は、
プレゼントを渡すため、
ニックンを探した。



部屋かな………?



とりあえず、ニックンの部屋を覗く。



震える手で、ドアを引いてみる。

ギィッと音をたて、ドアが開く。



「ニック…ン…?」

応答が無い。

部屋を覗くと、
そこには、誰もいなかった。



「なんだよ………緊張して損した」

そう頬を膨らませる。

「じゃあ…どこにいるんだよ…」



俺は、部屋に戻り、携帯を取りに行こうとして、喉が乾いたのでキッチンへ向かった。



キッチンに着く。

すると、
そこには、愛しい人がいた。

その人の前には、ウヨンがいた。



「………」



なぜか、
俺は、物の後ろに隠れた。

目だけ出して、二人の様子を伺う。



耳をすますと二人の会話が聞こえた。



「ニックン兄これ…」

そう、ウヨンは、持っていた、白い箱をニックンに渡した。



…なんだ、アレ…誕生日プレゼントだよね…



ニックンは笑顔で、
「ありがとう」
とウヨンに言った。

中身が気になる俺はぐっと、
身をのりだす。



「開けていい…?」

ニックンが遠慮がちに言うとウヨンは、

「いいよ」
と頷いた。



その中身は…




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