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□FIRST LOVERS
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〜夢想〜………………―スゥーッ…―

無意識のうちに…すっかり眠りの世界に入ってしまった躯の髪を頭頂から下へと繰り返し、何度も軽く撫でていた。




前の彼なら考えられない行動…。

いつからだったか…―。
無条件に側に居たくなる。

無条件にどんなに小さい事でも気にかけてしまう。

無条件に………………………………………


……胸が熱くなる。……
……こんな事、断じて他の奴らに知られたくないが。

―…いつか…俺がコイツを守ってやれる存在になりたい…その為にも、もっと強くなりたい…!!強くなって力だけではなく全てにおいてコイツを守れるように。―


コイツだけは…離れるなどと考えたくなどない…


―不思議な気分だな…コイツと居るだけで気持ちが和む…―


ずっと…こうして居たい気分だぜ。






…躯………お前は俺をどう見てる?―





―…いつの間にか…彼も彼女の髪を撫でながら、しなやかなラインのしている細身の体を軽く抱き枕のように抱擁し、彼もまた眠りの世界に落ちた…。
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