愛盾夢
□あの音にわたしは夢を見る
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あなたの辛さや哀しみは、私のてのひらで抱いてしまって。
少しでもあなたを助けてあげたかった。
自分でちゃんと気付いてる?
自分が無理し過ぎてるってこと。
その鋭い目とか尖んがった耳とか、整った手が、私にはいつも強張って見えてて。
そんなしかめっつらで幸せなのか、いつも不安で。
でも、そんなあなたを救えるのは、助けてあげられるのは、私じゃないから。
一方的な想いは邪魔なんでしょう?
それでもいつか、あなたが愛して
あなたを愛してくれる人が見つかると良いね。
愛されるだけが重いっていうなら
あなたを愛する気持ちは全部捨ててしまうから。
せめてあなたの幸せは願わせてください。
YUKI「プリズム」