捧げ物etc...
□赤也vs?!
4ページ/5ページ
あんな小さな子に
妬いちゃうなんて、バカみたい。
しかも、相手、男だし。
でも、
それでも、やっぱり
イヤだったんだもん。
私がいるのに赤也ばっかりで…
『ブン太のバカ…』
「うっ…ふぇっ虹色ちゃーん」
『?! ブン太?!』
振り向くと、大泣きした
ブン太がついてきていた。
『どうしたの?!
赤也と遊んでたんじゃないの?!』
「虹色ちゃん、
置いていったらイヤだぁよぉー。」
『…!』
「おれのこと、
嫌いになったのー?! 」
何やってんの、私。
こんな小さな子泣かせて。
『そんなことない。
ブン太のことは大好きだよ。』
「ほんと…?」
『もちろん。』
「うん!おれもだいすき!」
そういって、ニッコリ笑った。
さっきまで
あんなに大泣きしてたのに。
私は何を不安に思ってたんだろう。
この子はこんなにも
私に好意を向けてくれているのに。
『ブン太。』
「なぁにー?」
『んじゃあ帰ろうか。』
「ねむたいからだっこしてー…」
『はいはい、いいよ♪』
抱き上げるとブン太は
すぐに寝てしまった。
『かわいーなぁ、もう。』
ちゅっ。
ブン太の頬っぺたにキスをした。
『う、っわ?!ちょ、え?!』
ブン太がどんどん重くなる。
ブン太の身体が
元に戻りだしてる?!!
『わっ。ちょっブン太、
戻ってる…てか、おもーいっ!!』
「んー。」
『起ーきーてぇーっ』
重さに耐えきれず私は座り込んだ。
『ブン太起きてっ!!』
「んー…んっ?!」
起きた?!
「あれっ虹色?!
あれ?!俺、何して…」
ブン太があたふたしてるのをみて、
なんだかさっきまでの自分が
バカみたいに思えてきた。
『ブン太大好きーっ!!』
「わっ?!いきなり
抱きつくなよぃ?!///
ここ、道ばただぞ?!」
『えへっ。ブン太、好きっ!!』
「ちょ…マジでなんなんだよぃ//」
(ブン太はいつでも
私のことが好きなんだねーっ)
(////?!何の話だよぃ?!)
(えーっ。今日実感したー。)
(何があったんだ、今日?)
(秘密ーっ。)
(????)
あとがき→
・