捧げ物etc...

□赤也vs?!
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とりあえず、整理をしようか。





ブン太が私の家に遊びに来て、
おしゃべりしたり、ゲームしたり。

で、その後ブン太が持ってきた
お菓子を二人で大量に食べて…

お腹いっぱいになったから
お昼寝をしてたんだ。




で、起きたらブン太が
小さくなってた…と、いう…ね。







ありえない。




ブン太は身体だけ小さく
なってるんじゃなくて、
記憶まで幼くなってる。




『ブン太。私のこと分かるー?』





「虹色ちゃぁん♪」





かっ…かわいいっ///




「何歳なのー?」




『いつちゅっ。』



でも、ブン太の指は
3本しかたっていない。




『そっかぁ…。』


間をとって4歳ってことで。






これから、どうしようかなぁ…。
どうやったら戻ってくれるのかなぁ。




そんなことを考えていると
制服の裾を引っ張られた。


「 虹色ちゃん
おそと、あそびにいーこーうー。 」




うん、やっぱ、戻らなくていいや。



『よーし。じゃあ公園行こっか!』




「うん♪」


















































近くの公園に行くと、
幸村と真田と赤也と
ジャッカルがいた。


勉強会らしい、赤也の。






何でいい歳こいて、
公園で勉強会なんてしてるんだ
というツッコミは受け付けません。






「あ、虹色先輩!」






『こんちはーっ、赤也。
勉強会かーい?』




「そうだよ、赤也の
英語の点数が悪すぎてね。
あんな点数どうやったら
とれるんだか、僕には理解できない」



こわっ?!幸村こわ!!
赤也、半泣きですよ。



『真田たちも大変だねぇ。』





「うむ…。」





「ところで、虹色
その子は誰だ?今日は
ブン太と遊ぶんじゃなかったのか?」




さすがペア。
パートナーの予定は
把握済みってわけね。



『この子はブン太だよ。』





















「「??」」









「な、名前が同じとか
すげー、偶然だなっ。」




『違う、違う。
この子、丸井ブン太だってば。』






「え?!!」






信じられませんよね。
私も信じられません。

でも、現実です!







「俺、丸井ブン太!いつちゅっ!」






あぁ、また指3本…。







「えっちょっ、
この子が丸井先輩なんスか?!」




『うん、そうらしい…の。』




「すげーかわいいじゃないスか!
丸井先輩一緒に遊びましょうよ!」




なんか、変な状況。




「おれは丸井せんぱい
じゃないもん。ブン太だもーん。」




「え?それって
ブン太って呼べってことスか?」




「うんっ。」





「よしっ。じゃあブン太、
木登りでもするか?
俺が持ち上げてやるよ!」



「わーい!やったー!
赤也、大しゅきーっ!!」

































「完全に我々は蚊屋の外だな。」



「アイツ勉強しに来たんだよな?」



『わーん。赤也に負けたぁー。』





「ふふっ。僕も
負けてられないね、部長として。」





「なんなのだ?!そのプライドは。」







『私だって彼女として
負けてられないっ!!覚悟、赤也!』






「どうやら、僕らの利害は一致
しているようだね、虹色。」




『そうだね、幸村。やろうか。』






ー赤也からブン太を取り返す作戦をー









「ジャッカル…帰るか?」




「いや、コイツらを
残して帰るのは危険だろ…」






「……そうか。」













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