笑って、嗤って、翻す
□警告
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「・・・・・・・・・・・・やっぱり、」
「2番コートの実力はこんなものか?たるんどる!!」
中学生の圧勝、ってことで。
結果はね、多分みんなはじめから分かってたよ。・・・2番コートの高飛車ーズ以外。
そりゃ、2番コートっていったらかなり強いですとも、ええ。
外道お兄さんとか大和より強いんですよ。多分。
でも・・・・・・その2人も、それ以外も、君らが見下してる年下の・・・中学生に負けてるんだよ?
学ぼうよ。油断禁物ってね。
「ほんとに1ゲームも取れねえ・・・」
「やつら・・・まじで強ぇ・・・!」
ばあーか。そう言ってあっかんべーしてやりたいな。かっこわらい。
恥ずかしいでしょう、あんな強気な発言しておいてボロボロに負けるのは。
こっちは涙が出るほど悲しいよ・・・同じ高校生としてな!あーあ、恥かかせないでよね。
私はどっちの見方でもないけどサ。
中立、中立、平和主義。うん。この立場がいちばんいいね。
「右端ぃ、そいつらの鼻へし折ってやれ!」
「2番コートのメンツを「・・・ここまで丸潰れにしておいて、今さらメンツでもないだろ」っ・・・・・・」
そして越前くんが挑発したら右端がどっからか球打ってきて、ヒーロー登場!ってばかりに馬鹿らは歓声をあげた。
あ、もちろん馬鹿ら=2番コートね。ふふ。
しかもその言葉、完全に否定されてるし。もう仲間じゃないんだって。
そうだよね、コートリーダーとして恥ずかしいよ、あんな・・・・・・あんなのさ。
「やろうか」
そして右端は越前くんに向き直った。
越前くんの右端を見つめて。
・・・・・・・・・ギャグじゃないよ。右端だから、右端・・・ってあれ、なにがなんだか分からなくなってきたぞ。
警告
(さて・・・右端は2番でも飛びぬけて強いんだよ?どうなるのかな)