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□逆セクハラです
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次の日、天空闘技場の近くにある公園で、さっそくローズとキルア(師匠)は修行することに……!
※もちろんゴンも同行してます
だけど……キルアとの修行は、ローズが思っていたものとは全然違っていて
『んー……なんかこう、もっと具体的な事言って欲しいし、教えて欲しいな』
「だーかーら!こう……ここを、こうで……なんっつーのかなー……」
『むぅ、わかりにくい。前の師匠はもっと身体全体で教えてくれた』
「んなこと言ったってオレは……!」
『だからこう、さぁ──…』
ローズはキルアの手を取り、その手を自身の身体に触れさせた
「っおい!?」
『前の師匠は……こう、手を……それで身体と……身体で──』
ローズは平気な顔をして、キルアの右手を自身の胸にまで持ってくる
そして、左手はお尻へ……
「……っわ!?」
『キルア師匠、どこが悪いか教えて。構えとか、すぐに直すからさっ!』
ローズは、ニカッと笑ってキルアに視線を向けると、その大きな瞳にキルアが入り込んだ
至近距離でバチンと目が合うと、思わずキルアの胸の鼓動が早まる
「べ、別に今のまんまでいーよ!ぜんっぜん悪くない!」
『……本当に?』
「いいから手ぇーはなせっつの!」
『あ、はーい!』
ローズはキルアの手をパッと放した
するとキルアは、ほんのり頬を赤く染め、ポリポリと頭を掻きながら、近くのベンチに腰かける
「あーっ、やっぱオレ、こーゆーの向いてねーわ……一旦、休憩にしよーぜ」
「『え……もう休憩?』」
ゴロンとベンチに横になるキルアに、ローズとゴンは、顔を見合わせる
『んー、わかった……じゃあ、僕ジュース買ってくるよ!』
ローズは、公園の入口にある、自販機へと駆け出していった