Vanilla

□ももいろチェリー
1ページ/3ページ







「バニラ……」



『……んっ』



バニラの入口に ヒソカの熱く反り立つ塊が宛がわれると、バニラは不安そうに顔を歪めて、目を伏せた



「……怖いのかい?」



『す、少しだけ……』



小さな声でバニラが言うと、ヒソカはクスッと柔らかく微笑んだ



「大丈夫……」



ゆっくりと、確かめるように、ヒソカの塊が、バニラの中に侵入していく



『ん……ふぁっ……』



最初のような、痛みはなかった



だけど、まだ慣れない圧迫感に自然とバニラの身体は強張り



バニラは思わず、ベッドのシーツをギューッと握りしめた



「バニラ……痛むのかい?」



『ちが……っ、苦し……くて』



「そう、それなら……」



ヒソカは、シーツを握りしめるバニラの右手を優しく握ると、その手をバニラ自身の秘芽へと導く



『え……ヒソカ?』



「バニラ……ここ、触ってごらん?」



ヒソカはバニラの手の甲に、自身の手を重ね、バニラの指越しに、バニラの秘芽を撫でた



『あ……んっ……』



今まで感じた事のない、甘い痺れがバニラの身体に走って、バニラは艶やかに吐息を漏らす
















「バニラ、そのまま自分で触ってて……」



『っ、でも……』



恥ずかしそうに、顔を赤らめるバニラ



「ダメだよバニラ……ボク、キミと一緒に気持ち良くなりたいんだ……」



そう、バニラの耳元で囁くと、ヒソカは重ねていた手をスルリと放し、バニラを包み込むように抱き締める



「バニラ、動くよ……いい?」



ヒソカの言葉に、バニラは ただコクンと頷く



だけどやっぱり、どこか不安げな表情のバニラ



眉を八の字にし、ウルウルとした瞳で、上目にヒソカを見つめる



「あぁ、バニラ……そんな目でボクを見ないで……」



『……っん』



バニラが愛しくて、可愛くて、ヒソカはバニラの唇に優しくキスをした






次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ