story
□3 初試合
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阿部「(監督にやられた
ことってどういう意味
だったんだ・・・)」
「阿部くん?どしたの?
もうすぐ試合だよ?」
阿部「なぁ朱音」
ぎゅっと手を握る
「んにゃっ///」
阿部「(コイツ、手冷てぇ)
んにゃって何だよ
猫かよ・・・」
「猫でもそんな鳴き声
しないかもねぇ」
阿部「お前、手冷てぇな
風邪でも引いてんのか?」
「風邪は引いてないよ。
ちょっと緊張はしてる」
阿部「緊張?なんで?」
「西浦の初試合だよ?
誰か怪我したらどうしよう
とか三橋くん大丈夫かな
とか心配なんだもん」
阿部「そんなことかよ
誰も怪我しねぇよ。
三橋は大丈夫かは
わかんねぇけど」
阿部くんとそんな話を
していると近くから
怒鳴り声のようなものが
聞こえてきた。
阿部「行ってみるぞ」