▲short:89
□観察力
1ページ/1ページ
『はー。・・・あらいー!』
「(びくっ)な・なんじゃ!?」
『福原先輩には、どうして彼女がいるんだろう・・・』
「し、しらんけど、福原先輩は優しいから持てるんじゃないか?」
『・・・ふーん。』
「なに?・・・まさかなまえ、お前福原先輩が好きなのか!?(はらはら)」
『だいすきだけどー、ちがう!あたしの求めてるのは・・・』
「求めてるのは・・?(どきどき)」
『背が高くてー、頭が良くてー、・・・』
「あとは?」
『(!!)そう!あんな人!!』
そう言ってあたしが指を指した先には、
3年生の新井先輩。
うちの四番で、頭もいい!
背も高くて、声も渋くて、あたしの理想のヒト!!!!!!!
「・・・なまえ、お前あんなんが好きなのか・・・?」
『あんなんってなによー!!新井先輩はあたしの理想の男性だもん!』
「ふーん・・・」
『(!!)福原先輩だ!!』
そう言ってなまえは福原先輩のもとへ行った。
「あいつ、お前と先輩が兄弟だってわかってないんじゃね?」
「え、まさか!でもなまえのことだから・・・」
「うん。てかあの行動言動から見て99%わかってない。」
『福原先輩だいすきー!』
「俺もー!」
「こらこら二人とも!だいたい福原には彼女がいるんじゃから・・」
『関係ないですー!福原先輩はあたしのー!』
「(きゅん)俺はなまえのー!」
「・・・はあ。(またこのくだりか・・)」
『・・・』
「なまえ?どうしたの?」
『新井先輩って、どうしてそんなカッコいいんですか?』
「え、」
「頭もいいしなー!ほんま羨ましいわ〜」
『声もかっこいいし・・・』
「なんか照れるじゃろ・・・・//」
キーンコーンカーンコーン
『あっ予鈴だ!じゃあまたね!先輩vvv』
「おん!」
えーと。次はたしか国語だったかな・・・っと。
『(!!!)あー!教科書忘れたー!!!!』
「なまえ!なんだと!?もうしかたないんやから!今日は良太に見せてもらいなさい!」←ひーやん(先生)
『うー・・良太、見して・・』
「お、おん・・」
『(ん?)・・・・・・・』
「な、なんじゃ、まじまじと・・・・」
『良太ってよくみると、新井先輩に似てるなあって思って・・あ、でもそうでもないか!気のせいだったかも!』
「(爆笑)」←トリ
「い、いちおう兄弟なんじゃけどな」
『?何それ妄想?』
「もうそ・・・(笑)ぶははははっ!!」
「現実じゃ!」