薄桜鬼〜トリップ夢〜
□夕飯
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─ドクンッ、ドクンッ…
輝)っぐっ…!!!
土)神霧!
─ズキンッ!!!
輝)い゛っ…!!っ〜!!!
新)!輝叉、息詰めんな。
総)ゆっくり深呼吸してごらん。
新八さんと総司さんの言葉に従い、なんとか息をする。
近)トシ、空部屋はなかったか?
土)あったが、雪村にくれちまった。
南)流石に女性と一緒にはできませんね…。
左)俺の部屋でいい。
皆)!
左)そのかわり、布団1組貸してくれ。俺の布団がねぇ。
土)分かった。斎藤、左之助の部屋に1組頼めるか。
一)御意。
ちょっと待て…これ以上左之助さんに迷惑をかけるわけには…!!
輝)はぁっ、あ、かはっ…左のす、けさんっ…!!
新)!左之、輝叉が読んでる。
左)なんだ?
輝)俺のことはっ…気に、なさらずっ…っかは、はっ…はあっ、これ以上っ、迷惑はっ…!!
左)馬鹿。そんな状態で言っても、説得力のかけらもありゃしねぇよ。それに…バレたらどうすんだ。
最後の一言は体を折り曲げ、私の耳元で囁いた左之助さん。
輝)っ…ですがっ…っあ゛…ぐっ…!!
左)無駄にしゃべんな。こいつ連れてくぜ。
土)あぁ、頼む。
私は左之助さんにゆっくりと抱えられ部屋へと連れて行かれた。
輝)はぁっ、はっ…はっ…はあっ、かはっ…
朝から敷きっぱなしだった布団に寝かされ、着物の帯を解かれる。流石に抵抗すると…。
左)お前動けねぇんだからしょうがないだろう。手早く着替えさせるから我慢してくれ。
と言うので、抵抗をやめた。左之助さんはなるべくみないように、私を着替えさせてくれ、布団をかけてくれた。
輝)はっ…あり、がとっ…ございますっ…。
左)おう。もう寝ろ。今度は1日半じゃすまねぇだろ。
苦笑しながら言う左之助さんに私はクスリと笑うと、そのまま意識を失った。
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