短編

□追憶の桜
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―白哉様…

心地良い声、温かくて優しい笑顔。

日溜まりに、そよ風と共に舞い落ちた花びらみたいに。

―白哉様…

違う、その声ではない。

違う、その笑顔でもない。

あぁ


違う―…



どこにもない。


どこに行ってしまった…





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