貰い物

□にゃん♪
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メルメル なう。

撫子がメル友である月とメールなう。

『月ちゃーん、何か面白い事立海で起こってない?』

『えー?面白い事?うーん…あ、僕今テニス部でミーハー判定受けてるよ』

『え?それkwsk』

『えーっとテニス部平男子にボールぶつけられてお詫びに会してもらった。これで腐ネタがいっぱい…』

『それ楽しそう!!私もミーハーとして近づいてみたい!!』

『いいよー。実は今週のテニス部の土曜日練習の見学させてもらう予定だから、その時変装して行く?』

『行く行く皆で立海へ!!あ、その後アニメイトでもいく?』

『今ものすごくテンションあがった。
じゃ、土曜日の朝ね。ちゃんと変装してくること!』

『ラジャ!!』


と言う訳で立海校門。
月と合流である。

今の撫子の格好は今日のために用意したロリロリしている服装。白を基調とし、いつもの撫子の格好とは真逆と言っても過言ではない。
身長はごまかせないのでそこは猫背+常にぶりっ子の様に両足をくねくねさせることにする。
それからウィッグもユルフワ系姫っぽい感じ。

「うわー…撫子化けたねぇ。」

「私、これ本気だぜ。じゃないと…幸村君にばれる気がして…。この服を買う為に出資が痛かった……。」

「それは、それは…。」

「だがしかし、新たな萌えが手にはいるなら!!」

「…もう撫子は鏡だね。
じゃぁ、行くよ?イメージとしてはデュラの甘楽をイメージして行けばいける!!」

「らーじゃ!!」

確認して二人は立海テニス部部室へ。


「きゃぁ!皆さんの伝統のあるジャージ姿素敵ですぅ!!」

「ハハハ…真白さん、本当に来たんだ。
…ね、後ろに居る女子、誰?」

「えっとぉ!私の友達ですぅ!!なんですかぁ?気になる感じですかぁ?
きゃッ私の友達に色目使わないで下さいよぉ!」

「きゃ、てれちゃぅー!」(颯爽登場!お前らの嫌いなミーハーだぜ!!)

「アハハハハハハハハハハハハ。」

「幸村君ですよねぇ?もー!マジかっこいいですぅ!!皆さんもテr…とってもイケメン?みたいな!」(やっば、テラって言いそうになった。)

「やっぱりぃ?そう思おうよねぇ!!みなさぁん今日、この子がぁ差し入れ作ってきたんですよぅ。」(ちょっとオタクだってバレたら速攻で撫子って分かっちゃうんだから気を付けてよ。)

「あ、そうなんですよぅ!クッキー作ってきたんですぅ!!アイスボックスの市松柄なんですけどぉ、よかったら食べてやってくだぁい!」(ぶっちゃけこれ第一陣コンクリみたいに固いんだよね。)

撫子は鞄からクッキーを幸村に手渡した。

「アハハハ、…ありがとう。」

渋々と言う表現が正しいだろう。
撫子からクッキーを受けとった。

「やったね!長年の夢だったんでしょぅ?」(マジか、それはぜひとも食べていただきたいね。)

「嬉しぃですぅ!!」(最後にバラしちゃおうか。)

「ね、ね!特に誰に食べてもらいたいのぉ?」(なにそれ最高。)

「えっとぉ…仁王君かなぁ?」(長年の恨みはらさでおくべきか!!)

撫子は発言と共に仁王の腕に自分の腕を絡ませに行った。

「ピッピヨ!?」

「やぁん、やっぱり仁王君カッコいぃ!」

「や、柳生さん!!」

「おや、仁王君。よかったではありませんか。婦女子に好かれることはいいことですよ?」

「あ、そう言えばぁ!柳生君って仁王君と入れ替わり?的な試合するんですよねぇ、やっぱり柳生君もカッコいぃ!」(プゲラww仁王が柳生君に助けを求めたってことはもう公式でもいいかな!?かな!?)

「わッ私に近づくのは止めたまえ!!」

「私はぁ、柳クンがぁ一番好きかなぁ!!」(あ、撫子がフラグ立てに行った…僕もするべきかな?)

「ッ……それは、それは…上々だな……。」

「やーん、ストイックゥ!!そんな柳君がカッコイィ!」(さぁ、切原赤也!反応しやがれ!!)

「や、柳先輩っ!!」

「安心しろ赤也。別に死にはしない。」

「きゃぁ!心配する後輩ってかーわぁいーいー!」(ちょっと失礼すぎるだろ。)

「ねぇ、真白さん。満足した?そろそろ練習始めたいんだけど。」

「えー?もうですかぁ?ぷぅー、もっと話していたいですけどぉ、私ぃいい子ちゃんだから帰りますねぇ!!ばいばぁい皆!行こ!?」(仕方ない。今日はここで帰っておくか。撫子ー、帰るよー。)

「あーん、待ってよぉ。皆さんに会えたことぉ皆に自慢しますねぇ!仁王君、らぁぶ!!にゃん!」(ハイよー。そうだ、確か甘楽の偽物はにゃんつけてたし付けとこ。)

二人は幸村の逆鱗に触れない様にさっさと退場。
校門の方に早歩きで向かう。

そして、爆笑。


「ぎゃぁーははははははははははははは!!!皆の引きつった顔見たぁ!?月ちゃん!!」

「見たよぉ、ホント傑作だった。
にしても撫子、ばらさなかったんだ?」

「うん…良く考えれば私幸村君を悪戯に嵌めて無事で済むとは思えないから重点的に仁王を今回は虐めることにするよ。」

「あー…確かに幸村は…怖いね。僕もそれだけは遠慮したい。」

「月ちゃん、ばれた時は線香をあげるからね。」

「その前に僕を助けてあげて。」

「冗談だよ。じゃぁ、今日はありがとねー。」

「いやいや、僕もこんなに楽しいことになるとは思わなかったらかいいよ。
バイバイ、またねー。」

「うん、またメールするねぇ。具体的には仁王の反応とか。」

「よろしくー。」





「―――――――――――――と言うことがあったぜよ。」

「ハハハハ、面白い話だね。それ。」

只今仁王とコス合わせ。
そんな中での会話である。

「ホンマ災難じゃった…。あの後幸村はクッキーをホンマに俺に押し付けて来るし…。」

「あー、で?食った?」

「食った食った。ブンちゃんが、
基本美味しかったようじゃけど一部だけコンクリみたいに固いもんがあったようじゃ。」

「うわ、仁王食ってやらなかったのかよ。その子猫ちゃんが仁王にってくれたんだろ?そのアイスボックス。」

「じゃってなぁ、見ず知らずの女から貰ったモン……は?椿崎…なんでそのクッキーの名前っとるんじゃ?」

「え?だって私が作ったから?コンクリを仁王に食わしたかった。…やっぱりあの時『はい、あーん!』ってすればよかったぜ…。」

「え、ちょ…まさかあのミーハー…。」

「やっだぁ!仁王君ホントにカッコいぃ!!でもぉ、折角私が作ったぁクッキー丸井君にあげちゃうなんてぇ、ショックゥ。
ミーハー女にもぉ、演技って言うものがあるんだからねぇ?女子に辛辣にしてたらぁ、…新刊のネタにされちゃうよぉ?にゃん♪」

「ぴよぉおおおおおおおお!!!!」
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