短編 弐
□十代目
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「あー!隼人ー!」
目の前にあいつを見つけて駆け寄る。
と、同時にあいつが振り返った。
「っ!?じゅっ・・・千耀か。」
と、言われため息をつかれた・・・酷くない?
「ちょっと隼人。じゅって誰よ?じゅって!」
と迫ると、
「――――十代目だよ。」
と、言った。・・・やっぱりか。
もともと、隼人が沢田綱吉に決闘(?)を申し込んで負けたから、十代目にべったりで・・・なんていう状態なのだ・・・。
だから、こいつに聞こうと考えたのだ。
「ねぇ、隼人聞きたいことがあるんだけどさ、いい?」
「ん?なんだよ」
「沢田綱吉って、どんな人?」
「はっ!?なんでそんなこと」
「だって彼は、今僕がやっている仕事を全て受け継がなくっちゃいけないんだよ?だから、」
そういうと、隼人は納得して、
「十代目は、頼れる方だ。あの人は、決して仲間を捨てない。将来有望な方だ。」
と。
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