ほのかな光
□3日目 夢と過去と原因
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「誠・・・誠!!」
誰かの声・・・。
暖かい。懐かしい・・・。
「おいっ!誠!!」
和希・・兄ちゃん・・?
「おいっ!」
「―――っ!?和希兄ちゃん?」
ハッ
として、目を覚ますと、ホッとした表情をした和希兄ちゃんがいた。
そして、いつものように、
「どうかしたのか!?とてもうなされてあたけど。」
と、心配してくれる。
わたしは、それに答えるべく言葉を紡ぐ。
「あの日の・・・夢みたんだ・・・。」
そういうと、彼は、
「・・・・そうか。ごめんな。俺が・・・守れなかったせいで。」
と、謝るのだ。
私は、兄ちゃんだのそんな顔を見たくなかった・・・。
「そんな、こと・・・ない」
そう。決して・・・兄ちゃんのせいじゃないよ。
絶対に。
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