忍日記
□余命一ヶ月の婚約者
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「っ!##NAME##・・・」
「帰って!ナルトなんか、会いたくないっ!!」
「!?っ・・・悪かった。
・・・・・じゃあな。」
ピシャン
病室のドアが閉まる。
「これで・・・良かったんだよね・・・?」
ごめんね・・・ナルト・・・ごめんなさい・・・。
消え入りそうなほど小さな声で彼の名を呼び、
数え切れないほど・・・謝った。
―――あんな酷いこと言ってごめんなさい。
―――突き放してごめんなさい。
―――会いたくないなんて言ってごめんなさい。
ガララ...
「っ!?」
「よく言ったな、アヤカ。頑張った・・・」
顔を上げたらそこには、カカシさんが、苦しそうに微笑んでいた。
あたしは、いつも誰かを苦しめてる・・・。
ごめんなさい。
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