短編 弐
□ちょっと怖くて、最強、お義兄ちゃんは、
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「ねぇ?ルッス姉さん」
ここは、ヴァリアーの談話室。
ぼくは、目の前で紅茶をすすっているルッス姉さんに話しかけた。
「なぁに?千耀ちゃん」
「ぼくは、XANXUSに好かれてるのかな?」
「!?げほげぼっ」
「ちょっ大丈夫!?ルッス姉さん」
ぼくは、紅茶が気管に入ったらしいルッス姉さんの背中をさする。
「大丈夫よ?で、千耀ちゃんはどうしてそう思うの?」
ぼくは、聞かれて、顔を真っ赤にさせて「あのね、えっと・・・」と、言葉を濁らせる。
「えっと、だって、連絡をくれないんだもん。」
そんなぼくを見て、「乙女ねぇ〜」なんてつぶやく。
「だって、心配だし、会いたいんだもんっ/////」
「じゃあ、千耀ちゃんはボスにどうしてほしいの?」
ぼくは、更に顔を真っ赤にさせて、
「会いたいなぁ。」
「じゃぁ、行ってきなさい♪」
?・・・え?いってこいって?
何処へ?
「ボスの部屋よ♪」
「えぇっ!?/////でも、今は任務じゃぁ・・・」
「ボスの部屋で待ってるだけでいいのよ?」
ウィンクをして言う姉さん
「そっかっ!!うんっ行ってくる!!ありがとうっ姉さん」
姉さんの頬にキスをして、談話室を後にした。
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