おはなし T
□ぎゅっ
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なぁ、ユーリ?」
魔王の部屋には、ヴォルフラムと彼の肩を抱いているユーリ。
「ん? なに」
ユーリは返事しながらヴォルフラムの頭を自分の肩に倒す。
「いや、いい」
「話したいことがあったんじゃない?」
ヴォルフラムは頬を染める
「ヴォルフ?」
ユーリはやさしい顔で、催促する。
「く、口付けをしてくれないか…」
「うん、喜んで…」
チュッ
そしてとろけるような甘い口付けは、暫く続く。
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