ネクストワールド〜俺魔王

□ネクストワールド 前編
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ああ、生命線だったパソコンもしばらくは無くても楽しめそうだ。

あったところでセヴァスティカ語が読めないので全く楽しめないが。


それよりも驚いたのはTVのメーカー名がサイラウスだったことだ。

リンの実家っていったい何物なんだろう・・・。





次の日はダーカー邸から荷物を送り込む作業をセーレに頼み、新生メフィスト家で家具の組み立て祭が始まった。

ソファーを置いたリビングでぼんやりとリンは「花見の季節だな」とつぶやいた。



ああ、桜か、


ミーとルーにも見せてやりたいが、この辺りは桜の木があるのかさえ知らない。


そんなことを考えながら俺はベッドを組み上げた。

流石に電気配線と水道は業者に頼んだ。一介の高校生に全部出来ると思うなよ。



今日からここで生活しようと思えば出来る。

本は地下室に置くことにして、リンは一階の客間、俺は一階の部屋に住み着く予定。

2階は俺の書斎兼ゲーム部屋と双子の部屋にしようとしたが双子が駄々をこねて、俺と双子は同じ部屋にベッドを置くことになった。


結局、一階がゲーム部屋になった。

因みにこの数週間で殆どの魔法は使えるようになったので好きなゲームを出せるようになりました。


都合良すぎだって?

それがチートの醍醐味でしょうが。



リンは一応女子なのだから2階を奨めたが、彼女自身は凛士朗の探し物が見つかれば国に帰るつもりらしい。

それは寂しい事だが俺には引き留める理由も無い。残念。

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