番外編

□甘いキスをして
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〜直人Side〜


コンコン

「直人さーん」

「どうしたん?
悠ちゃんから来てくれるなんてうれしー!!」

部屋を尋ねて来てくれた悠ちゃんに抱き着く

だってこんな嬉しいことなんて、他になくない??

若干興奮気味のまま俺は悠ちゃんを部屋へ招き入れ、ベッドに腰掛けた

「あのぉ、チョコ作ってきたんです
受け取ってもらえますかぁ?」

「まぢで!?
めっちゃうれしいっ
けど悠ちゃん…なんかいつもと違くない?
どうかしたん??」

「そんなことなぃですょ☆
…こんな僕、嫌いですかぁ?」

いやいやいや…少しいつもより可愛さ倍増っていうか

寧ろ好きですけどなにか?

てか、そんなうるうるした目で見つめられて…嫌なわけがないやん

めっちゃ可愛すぎる!

「嫌じゃない!
寧ろすきや、悠ちゃん」

そう俺が言うと悠ちゃんは満面の笑みを浮かべた

「ねぇ、食べて?」

「ー…っ///」

や、やばいっ!!

チョコのこと言ってるのは分かってるんやけどな!

それでも、た、べて…なんて……

いっそ悠ちゃんごと喰っちゃおうか

…なんて柄にもなくエロオヤジ思考になっとるんやけど

そんなこと考えてる間もまだちょっとうるうるした目でみつめられてて

「っ、いたたぎます///」

その純粋無垢で無自覚な悠ちゃんの視線に堪えられなくなって、包装を丁寧に剥がし口へ運んだ

一口食べて、悠ちゃんが何で今日こんなったんかわかった
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