ラブポーション
□旅行と海と、時々波乱
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「かっこいいなぁ」
何も言わないでも気が利く人
そんな俺の声が聞こえていたのか、小さく
「当たり前」
そう不敵に笑ったのを雅は知らない
「うわぁ!!」
さっきも言った気がする、この言葉
外見に遅れをとらないくらいの豪華な部屋
なんか露天風呂が見えるのは・・・気のせいじゃない
「他の部屋にも露天風呂ついてるの・・・?」
「いや、そんなことはない
ここだけだ」
何故?
WHY??
でも和也さんなんだか楽しそう・・・まぁいいっか
そういえば
「今から何するんですか??」
「今日は夜まで何も予定されてない
海でも行くか?」
そっかぁ
自由時間だってことだよね・・・
「和也さんは?
何がしたいですか??」
和也さんはまず俺に聞いてくれる
でも和也さんにもしたいことはあるはずで
俺はそれを知らんぷりは出来ない
和也さんが俺に楽しんでほしいと思うように、俺も和也さんに楽しんでほしいし笑っててほしい
「今から準備しねぇといけない
だからあいつら呼んである」