番外編
□仲良しこよし
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「俺、コンビニまでちょっと行ってくるね」
「りょーかい」
「えっ!?
歩、一人で大丈夫??」
「うん、ちょっとそこまでだから」
俺は家を出た
今日は大晦日
今、家に律くんが来てる
親と喧嘩して家に帰れないんだって
それで俺の家に泣き付いてきたんだけど
うちのお兄ちゃんと仲良くなって
今日は家に泊まることになった
さっき話してた一人が俺のお兄ちゃん
背が高くてかっこいいんだぁ
俺も身長高くなりたいな・・・
なんだかんだで、自慢で憧れのお兄ちゃんだったりもする
両親は海外にいる
お父さんの単身赴任にお母さんがついていった
別に俺は普段寮だしお兄ちゃんは大学生だし、別に苦労はしてない
俺は牛乳と紙皿とチョコレートを買ってコンビニをでた
ちょうど牛乳をきらしていたのと、紙皿は最近お皿を割ってしまったそのかわりに
チョコレートはー・・・ただ単に食べたかっただけ(笑)
外は真っ暗で、静かで、寒かった
「早く帰ろ・・・」
そう思って歩いていると、電柱の横に何か大きな箱が置かれていた