ラブポーション

□旅行と海と、時々波乱
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「うわぁ、すごっ!!」

「ほんとすごいね!!」

「たかが学校行事ごときで、ここまで金使うか、普通・・・」

いよいよやって来た、2泊3日の行事の日

内容はまだ聞かされてない

学校に集合し、俺は和也さんと別れた後玲都と皇と合流してバスに乗り込んだ

そして着いた先は・・・右手に海が広がっている大きな旅館でした。

「何で旅館なんだろ?」

みんなもそう思っているだろう質問を投げ掛ける俺

「さぁ?」

さっぱりわからないと答える玲都

「海でなにかするのかなぁ??」

旅館より意識が海にいっている皇介

皇って海好きなのかな?

目がキラキラしてる

そんなことを考えながら、俺も内心はすごくワクワクしてる

だって何をするかもシークレット

何が起こるかもわからない

俺、何気他人より好奇心強いらしい



『えぇ・・・、ここで二泊することになります
注意事項としては、羽目を外しすぎて他人に迷惑をかけないこと
ペアとは基本的に常に一緒に行動すること
あとは高校生らしからぬ行動、言動は避け、楽しい時間を過ごしてください』



七咲さんの挨拶が続く

『このあとの行動については今から配布される資料に従ってください
では、それぞれペアと合流し部屋にいったん入ってください』

七咲さんってまさに生徒会の人って感じの人だよね

しっかりしてて頼もしくって

「何考えてんだ?」

「!!
和也さん!」

後ろから声が聞こえてきて振り返ると、和也さんがいた

「行くぞ」

そう言って俺の手を引く

「あっ、俺まだ資料貰ってない!!」

やっぱりな、と和也さんは俺に資料を渡してきた

俺のこと、なんでもお見通しみたい
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