夏空

□太陽の輝き
1ページ/15ページ

「ねぇ、美月!」

「…」

うるさすぎる

こいつが転校して来て2日目

ホントうるさい

朝から俺の後をついてくるし

ずっと話しかけてくるし

まあ基本、無視だけど

「美月〜?聞いてる??」

聞いてない

そう答えるのも面倒

てか、名前で呼ぶなって昨日言ったはずなのに

学習能力のないやつ

俺は朝から憂鬱なのに………

「今日雨だね」

イラっとしたのは言うまでもない

そんなこと、俺が一番よくわかってるんだから、わざわざ言うなよ

気にしないようにしてたのに

余計に苛々してきた

「ねぇ、」

「うるさい
黙ってくんない?」

「構ってくれないからじゃん
授業寝てて大丈夫なの?」

「…大丈夫」

人より出来るから


そんな会話をしてるうちにチャイムが鳴り、やっとが授業が終わった

やっとこいつから解放される…

「ねぇ、美月?一緒に帰……」

「用事あるから無理」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ