スレ蜜柑
□学園入学編 前編
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「アリス学園に入学するための塾がある? 」
うちがアリス学園の前でどうやって蛍にあおうか考えていたら、怪しい二人組みに話しかけられた。
まさか学園の前でどうどうと誘拐をしようとするとは思えへん買ったからおどろいてもうたけど、よう考えたらアリス学園の生徒にあいたくて学園に来た人をだまして売り飛ばすにはカッコウの場所やし、別におかしくないな。
「そこで何をしているのかな」
うちが思案していると、うちらのことを見咎めた人が話しかけてきた。
「お前何なんだよ！？」
邪魔をされた詐欺師がどうようしながら質問する。
「何って、アリス学園の教師だけど。」
「「嘘だー！！」」
見事な突っ込みっぷりやな、詐欺師やのうて漫才師に転職した方がええんちゃうやろか。
教師が詐欺師のあごを持ってゆっくり言い聞かせるように少し声の質を変化させて
「”さ よ う な ら”」
と、詐欺師に向かって言った瞬間、詐欺師は二つ返事でその場を離た。
「危ないところだったね。”君も早くおうちに帰んなさい”」
おそらくフェロモン系のアリスなんやろう。
「おかまさん？」
もしかしてアリス学園は変人の巣窟なんやろうか。
馬鹿と天才は紙一重っていうし、アリスも紙一重の可能性はたかそうや。
変人はうちが帰れへんことに疑問を感じたのか不思議そうな顔をしてたけど、数秒顔をみた後、何かに気付いたような顔をした。
変人が何かをいおうと口を開きかけた。
そのとき
ドカンッ！！！
突然爆発音が辺りに響き渡った。